伏せシャンチー(コウップ)
駒を伏せて並べ、動かすと正体がわかるシャンチー。
伏せシャンチー(コウップ)の遊び方
コウップ(Cờ úp、「伏せた駒の将棋」)は、ベトナムで人気のシャンチー(中国象棋)の遊び方です。盤と帥・将は同じですが、各陣営の残り15枚の駒はシャッフルされ、いつもの初期位置に伏せた状態で置かれます。その駒が何なのかは、持ち主にもわかりません。赤が先手です。
目的
相手の将を詰ませるか、相手を動かせる手のない状態にすることです。
伏せた駒
- 伏せた駒は、ふだんその点に最初に置かれる駒と同じように動きます。車の位置なら車、馬の位置なら馬、兵の位置なら兵のように動きます。
- 最初に動いたあと、駒は表向きになります。それ以降は本当の駒として動きます。
- 伏せた駒を取ったとき、それが何だったかを見られるのは取った人だけです。相手にはわかりません。
表になった駒の動き
シャンチーと同じです。将は宮の中にとどまり、車はまっすぐ進み、炮は1つの駒を飛びこえて取り、馬はまっすぐ1点と斜め1点進み、兵は前へ進みます(河をこえると横にも進めます)。このサイトでは士と象について、ベトナムで一般的なルールを使います。表になった士と象は自由に動けます。士は盤のどこでも斜めに1点、象は盤のどこでも斜めに2点動き、河もこえられます。ただし象は、間の点に駒があればふさがれます。
手番の流れ
- 自分の駒をタップします。光る点が動ける場所です。
- 点をタップして動かします。伏せた駒は着地したときに表になります。
- 自分の将を王手のままにしてはいけません。また、2つの将が間に駒のない線で向かい合ってはいけません。
対局の終わり
詰まされるか、動かせる手がなくなると負けです。同じ局面が3回出たとき、または駒を取らず、駒も表にならないまま合計120手が過ぎたときは引き分けです。英字を押すと、漢字のかわりにK、A、E、H、R、C、Pで表示します。
攻略のコツ
- 残りの駒を数える。各陣営には車2、炮2、馬2、象2、士2、兵5があります。表になった駒を覚えておけば、まだ伏せている駒を推理できます。
- 強い位置からめくる。車や炮の位置にある伏せ駒は、最初の1手で遠くまで動けます。正体がわかる前に、その射程を活かしましょう。
- 将を守る。士がどこにいるかわからないので、宮は手薄になりがちです。将の近くに駒を1〜2枚置いておきましょう。
- 伏せ駒はねらい目。伏せた駒は思わぬ形で守ることがなく、しかも車かもしれません。取りにいくと得をすることが多いです。
- 自由な象に注意。表になった象は河をこえて攻めてきます。将の近くの斜めの線に気をつけましょう。
伏せシャンチー(コウップ)のよくある質問
コウップと揭棋(ジエチー)は同じですか?
よく似た親戚です。揭棋は伏せシャンチーの中国版で、コウップはベトナム版です。コウップでは、表になった士と象が盤全体を自由に動けます。
コンピューターは伏せた駒の正体を知っていますか?
いいえ。コンピューターが知っているのは、同じ立場ならあなたにもわかることだけです。つまり、表になった駒と自分が取った駒です。伏せた駒の並び方をたくさん試して、確率で判断しています。
「1手戻す」を押すと駒が入れ替わるのはなぜですか?
「1手戻す」で手は戻りますが、ふたたび伏せられた駒はその中でシャッフルされます。そうしないと、駒の正体をのぞいてから手を戻せてしまうからです。
コンピューターはどのくらい強いですか?
「かんたん」はゆるい手が多く、練習にぴったりです。「ふつう」は約3分の1秒考えます。「むずかしい」は1秒近く考え、伏せ駒のありうる並びを数多く検討します。